緊急時の対処法
近年は、インターネットなどで簡単に調べられるようになってきたこともあり、積極的に歯科に関する様々な知識を得てから歯科医院を受診する方が増えてきています。
しかし、緊急時に間違った対処をしてしまったために、歯に大きなダメージを負ってしまう方も少なからずいらっしゃいます。(取れた差し歯をアロンアルファで接着してしまうなど《絶対にいけません!》)
このページでは、口腔内に関することで、緊急時にどのような対処をすると良いかを掲載していきます。
ぶつけて歯が抜けた
歯をぶつけて抜けてしまったら
歯科医院に急患でご連絡下さる患者様と言いますと、虫歯や顎関節・親知らずなど、もともと何らかの症状があって、それが進行したために急な痛みが出てしまったという方がかなりの割合を占めます。
しかし、中には転んだり、何かにぶつけたりしたことによって、歯がグラグラになってしまった・抜けてしまった・欠けてしまったなど、外傷のためにご連絡下さる方もいらっしゃいます。体育の授業や部活動・クラブ活動などでスポーツを行っている最中に怪我をするケースもります。
なんらかの外傷によって歯がグラグラになる、または抜けてしまった場合は、迅速な対応が必要です。特に歯が抜けてしまった場合は、抜けた歯の保存状態にもよりますが、時間が経過すればするほど、きちんと戻る確率が低くなっていきますので、このような場合は出来る限り急いでご来院頂き、最優先で治療を行う必要があります。
ですので、万が一このような事態に陥ったときは、お近くの歯科医院(口腔外科のある所が良いです)にすぐに電話して、急患の対応が可能かどうか確認して下さい。 横須賀の歯医者りんご歯科は、日曜祝日も診療、急患対応可、患者様の様々なお悩みにお答えいたします。
抜けた歯はどうするの?
万が一歯が抜けてしまった場合は、歯科医院に到着するまでの間は、保存液に漬けておくのがベストなのですが、ご家庭では保存液は無いと思います。その場合は『お口の中に入れて』おくと良いです。頬と歯の間に含んで、飲み込んでしまわないように十分注意して下さい。
抜けてしまった歯の再植の成功率は、保存液が無い場合は30分以内、最大でも2時間以内でないと大きく下がると言われています。
また、抜けた歯を放置したり、ティッシュやガーゼなど水分を吸ってしまうものに包んだりして歯が乾いてしまうと、歯根の表面に付着している歯根膜細胞が死んでしまい、再植しても戻らなくなりますので、絶対にやめて下さい。歯根部(歯の根っこの部分)を触るのも同じ理由でいけません。
また、牛乳に漬けておくと良いという説がありますが、それは昔の話で、『牛乳に含まれる脂肪分が、歯の周りをコーティングしてしまうことで、細胞同士の接触を妨げてしまい、歯が戻らなくなってしまう』ため、牛乳に漬けるのは間違いです。(無脂肪乳であれば問題ありません)
歯が欠けている場合は、出来る限り欠片を集めて持ってきて下さい。破折が歯髄にまで及んでいなければ、欠片を接着することで理想的に修復できる可能性があります。
歯がグラグラ・抜けた・欠けたなど緊急時にはすぐご連絡を
抜けてしまった歯の再植は、保存状態と経過時間で成功率が大きく変わりますので、万が一このような事態に陥ったときは、お近くの歯科医院(口腔外科のある所が良いです)にすぐに電話して、急患の対応が可能かどうか確認して下さい。
横須賀の歯医者りんご歯科は、日曜祝日も診療、急患対応可、患者様の様々なお悩みにお答えいたします。
詰め物やかぶせ物が外れた
詰め物・かぶせ物、銀歯・差し歯が外れてしまったら
虫歯などによって失われた歯質を補うための処置には、様々な方法があります。例えば歯の表面の小さな部分でしたら、その場で光を当てて固めるプラスチックの詰め物を詰めます。咬合面などで失われた部分が大きい場合には型取りをして銀歯を作ります。根っこの処置が必要なほど進行してしまった場合には、根っこの治療後に土台を立ててかぶせ物や差し歯を作ります。
これらの詰め物やかぶせ物、銀歯や差し歯は、接着材の劣化や周囲の新たな虫歯などによって、年月が経過すると外れてしまう可能性が出てきます。詰め物やかぶせ物などが外れてしてしまった場合、虫歯になっていなければそのまま付け直すことが出来る可能性もありますので、できるだけ早めにかかりつけの歯科医院を受診すると良いです。
横須賀の歯医者りんご歯科は、日曜祝日も診療、急患対応可、患者様の様々なお悩みにお答えいたします。
差し歯を接着材で付けてもいいの?
差し歯などが外れてしまって急患で受診する患者様の中には、外れたものをご自分でアロンアルファなどの接着材で付けてしまったという例がありますが、これは絶対にやってはいけないことです。単純に瞬間接着材が体に悪いからという訳ではなく、今後の歯の状態に多大な悪影響を及ぼすためです。
まず第一に、残存歯質の表面に雑菌を閉じ込めてしまうことです。口の中(唾液)はどんなに清潔にしていても、たくさんの雑菌が居ます。歯科医院で詰め物などを付けるときは、歯の表面に雑菌や水分(唾液)が無い状態にしてから付けています。
付けるときに雑菌が残っていると、せっかく付けたものが取れやすいだけでなく、残った歯の部分が虫歯になったり歯の根っこに膿がたまったりする可能性が高くなり、その後の歯の寿命を短くする原因になります。
また、歯科医院で詰め物やかぶせ物、差し歯・銀歯を付けるのに使用しているのは接着材ではなくてセメントです。瞬間接着材は水に溶けてしまうため、きちんと付いているつもりでも、中で溶けて空洞が出来てしまうので、それも中から虫歯になる原因のひとつです。
これだけですと、「歯科医院にすぐ行くから一次的に付けるだけならば大丈夫」と思ってしまうかも知れませんが、もう一つあります。歯や差し歯にこびりついて残った接着材も問題なのです。
こびりついた接着材は全てを綺麗に取り除くことが非常に困難です。接着材が残ったままでは付け直すことが出来ないため、そのままであれば付けられた可能性のあるものでも、作り直したり、歯を削って取り除かなければならなくなります。
外れた銀歯を放置するとどうなるの?
それではそのままにしておけば良いかというと、それも良くありません。詰め物やかぶせ物が外れたままの状態は、残った歯質がむき出しな上に、残った歯質は細く脆い部分があるため、放置しておくと歯が欠けてしまったり、虫歯になったりして、外れたものをそのまま戻すことができなくなります。最悪の場合は噛んだ時に歯が折れてしまい、歯を抜歯しなければならないこともあります。
また、欠けたり虫歯になってしまった場合は、外れたものを戻すことが出来ないだけでなく、どんどん残った歯質が減っていってしまいますので、歯の状態によっては、最悪の場合は抜歯しなければならない可能性も出てくるでしょう。
もしご都合などで予約が先になってしまう場合は、詰め物・かぶせ物の取れてしまった部分で硬いものなどを噛まないように十分注意して下さい。
ブリッジなど大きなかぶせ物が外れたままだと…
全体を覆うかぶせ物やブリッジが外れてしまったまま放置してしまうと、更に別の悪影響もでてきます。大きなかぶせ物が外れた状態ですと、当然その部分に大きな隙間が生じてしまいます。歯は口の中で常に動いていて、噛み合わせる相手や隣の歯がなくなると、その隙間に向かって移動してしまいます。
噛み合わせの相手の歯がないときは、上の歯は下へ、下の歯は上へと伸びてきてしまいます。これを歯の挺出といいます。歯が伸びるといっても、歯の長さが変わるわけではなく、歯肉の中からどんどん出てきてしまうのです。また、隣の歯がないときは、その隙間に向かって歯が倒れていってしまいます。これを歯の傾斜といいます。
これら二つの歯の移動は、急に動くのではなく徐々に進行していくので、1~2週間でどうこうということはありませんが、何ヶ月も放っておくと、見て明らかに解るほど動いてしまいます。
これらの移動が進行するまで放っておくと、いざその隙間に歯を入れようと思ったときに、隙間が狭くなっていて歯が入れられなかったり、飛び出てしまった反対の歯を削らなければならなくなります。
外れた銀歯や差し歯を持って早めの受診を
これらのように、外れた詰め物やかぶせ物、銀歯・差し歯をそのまま放置してしまうと、入らなくなる可能性が高くなり様々な悪影響が出てきます。長期間放置してしまえば、歯を残すことが難しくなり、抜歯しなければならない場合もあります。詰め物やかぶせ物が外れてしまったら、外れたものを持ってお早めに歯科医院を受診しましょう。
横須賀の歯医者りんご歯科は、日曜祝日も診療、急患対応可、患者様の様々なお悩みにお答えいたします。
休日に歯が痛くなったら
横須賀浦賀のりんご歯科は日曜祝日も診療
【※横須賀浦賀の歯医者りんご歯科クリニックは、土曜日・日曜日・祝日・祭日も休まず診療しています。】
日曜日・祝日・祭日も急患・救急対応を行っておりますので、まずはお電話にてお問い合わせ下さい。
(日曜日の診療は午前のみ、祝日・祭日の診療は午後7:00までです。矯正診療日など臨時休診がございます。)
横須賀浦賀のりんご歯科クリニックへのお問い合わせ、急患は【0120-41-8354】です。
横須賀市休日急患歯科診療
日曜日・祝日・祭日・ゴールデンウィークやお正月など、一般の歯医者がお休みの日に急に歯が痛くなってしまったなど急患・救急の方のために、横須賀市歯科医師会では、横須賀市口腔衛生センターにて、横須賀市歯科医師会会員の歯科医師が交代で休日急患歯科診療を行っています。
<横須賀市休日急患歯科診療の診療日時>
診療時間は、日曜日・祝日・祭日のみで『10:00~16:00』です。
年末年始のみ、12月29日~1月3日の6日間『10:00~22:00』まで診療を行っています。
ゴールデンウィークなどの大型連休中も同様に、日曜・祝日・祭日の診療を行っています。
※ゴールデンウィーク中でも平日は診療日ではありません。
<横須賀市休日急患歯科診療の診療内容>
歯がお痛みの方など、急患・救急の方の応急処置のみが対象ですので、直接来院される前に必ずお電話でお問い合わせ下さい。休日急患歯科診療所のお電話番号は『046-823-0062』です。
休日急患歯科診療所で行う治療は、あくまで応急処置のみですので、後日かかりつけの歯科医院にて治療をお受け下さい。
その他詳しくは横須賀市休日急患歯科診療所ホームページをご覧下さい。
神奈川県の休日急患歯科診療所
神奈川県の横須賀市以外の各地域でも、日曜・祝日・祭日及び年末年始の休日急患歯科診療が行われています。
同じ神奈川県内でも、地域毎に休日急患歯科診療の内容や診療時間が異なりますので、最寄の機関にお問い合わせ下さい。
神奈川県内のその他の休日急患歯科診療所
診療所名 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|
横浜市歯科保健医療センター | 〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町6-107 |
045-201-7737 |
金沢区三師会立休日救急診療所 | 〒236-0015 神奈川県横浜市金沢区金沢町48 金沢区三師会館内 |
045-782-8785 |
川崎市歯科医師会館診療所 | 〒210-0006 神奈川県川崎市川崎区砂子2-10-10 |
044-233-4494 |
中原歯科保健センター | 〒211-0063 神奈川県川崎市中原区小杉町2-288-4 |
044-733-1248 |
百合丘歯科保健センター | 〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-15-5 |
044-966-2261 |
横須賀市口腔衛生センター 休日急患歯科診療所 |
〒238-0006 神奈川県横須賀市日の出町2-9-19 |
046-823-0062 |
平塚市休日急患歯科診療所 | 〒254-0082 神奈川県平塚市東豊田448-3 |
0463-55-2145 |
鎌倉市休日急患歯科診療所 | 〒247-0055 神奈川県鎌倉市小袋谷2-14-14 レイ・ウェル鎌倉2階 |
0467-47-8119 |
藤沢市南休日急患歯科診療所 | 〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上2-8-4 藤沢市口腔保健センター内 |
0466-26-3310 |
藤沢市北休日急患歯科診療所 | 〒251-0861 神奈川県藤沢市大庭5527-1 藤沢市保健医療センター内 |
0466-88-7315 |
小田原市休日急患歯科診療所 | 〒256-0816 神奈川県小田原市酒匂2-32-16 |
0465-47-0825 |
茅ヶ崎市休日急患歯科診療所 | 〒253-0042 神奈川県茅ヶ崎市本村5-9-5 |
0467-52-1611 |
逗葉地域医療センター | 〒249-0003 神奈川県逗子市池子字桟敷戸1892-6 |
046-873-2368 |
相模原口腔保健センター 休日急患歯科診療所 |
〒229-0036 神奈川県相模原市富士見6-1-1 ウェルネスさがみはら内 |
042-756-1501 |
秦野市歯科休日急患診療所 | 〒257-0051 神奈川県秦野市今川町1-3秦野駅前農協ビル内 |
0463-83-3120 |
伊勢原市休日歯科診療所 | 〒259-1131 神奈川県伊勢原市伊勢原2-7-31 伊勢原シティプラザ内 |
0463-95-3121 |
厚木市歯科保健センター | 〒243-0018 神奈川県厚木市中町1-4-1 厚木市総合福祉センター |
046-224-6081 |
大和歯科医師会 大和休日歯科診療所 |
〒242-0018 神奈川県大和市深見西2-1-25 |
046-263-4107 |
大和歯科医師会 綾瀬休日歯科診療所 |
〒252-1107 神奈川県綾瀬市深谷中4-2-1 綾瀬市保健医療センター内 |
0467-79-1818 |
海老名市休日歯科診療室 | 〒243-0421 神奈川県海老名市さつき町41 海老名市医療センター内 |
046-231-1939 |
座間市休日歯科急患センター | 〒228-0021 神奈川県座間市緑ケ丘1-1-3 座間市立市民健康センター内 |
046-252-8217 |